呉宮原高校入試の実施内容と受検状況(令和6年度)
◇定員:200名(令和5年度:定員200名 受検者数224名 倍率1.12倍)
◇枠の比率と配点:特色枠50%(学力検査3:調査書5:自己表現2:独自検査0)、一般枠50% ※一般枠は傾斜配点あり
呉宮原高校の令和6年度の定員は200名で特色枠と一般枠をそれぞれ半分ずつに設定していました。昨年度と同じ内容であり、これまで通りの生徒層を獲得しやすいように調査書重視の合格枠の設定になっていると感じました。(参考:三津田高校の特色枠は4:4:2:0)
※令和6年9月19日加筆修正しています。
呉宮原高校のボーダーライン
呉宮原高校に合格するには実際にどれくらいの成績が必要でしょうか。中学校の進路指導ではおそらく5段階の平均が3.8以上、理想は4.2以上というような指導になっていると考えられます。また実力テストだと380点以上を求められるでしょう。
しかし実際の入学者のボーダーラインはもっと下だと予想します。令和5年度は倍率が1倍を超えており20名程度は不合格となったためさすがに評定平均が3の生徒さんだと厳しいと思いますが、呉市全体の倍率から考えると3.5以下でも合格した生徒さんはいたのではないかと思います。
ただし、宮原高校に限らずですが、特に評定が3.5付近で合格した生徒さんは高校に入ってからの勉強が大変なのでボーダーラインに甘んじることなく受験勉強を通じて高校でも通よする学力を身につけてもらいたいです。
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呉宮原高校の高校受験対策
呉宮原高校は独自検査は採用していませんが、一般枠では傾斜配点を行いますので、英語と数学を苦手にせず確実に得点することが求められます。宮原高校を受験する生徒さんの学力層だと標準的な問題を解く力は十分にあると思います。そのため受験対策では応用問題を解けるように勉強する生徒さんも多いと思いますが、傾斜配点で差がつくときは案外標準的な問題をミスしてしまうことにあります。数学では公立高校の入試問題だと大問2や計算問題でもひと手間加えて解く問題、大問3以降の(1)は普段から意識して正解できるようにしておくと効果的です。英語は大問2、3の選択問題や適語補充は確実に正解したいので、一定以上の単語力と文法の知識に加えて文章を大まかに把握する力は養いたいですね。
呉宮原高校の進学実績
呉宮原高校の進学実績は例年、国公立大学に60名前後(国立1:公立1.6の割合で)合格しています。地元の広島大学には5名前後の合格となっており広島大学以上の偏差値の国立大へは数名程度という状況です。
呉宮原高校での勉強
呉宮原高校の合格状況は上記の通りですが、呉宮原高校の授業や教科書・参考書のレベルは広島大学を見据えたカリキュラムです。つまり、一部の上位層を除いて、多くの生徒さんが授業についていきにくい状態で入学していることになります。高校側はその学力差を課題で補おうとするので必然的に課題が多くなります。
呉宮原高校を受験する生徒さんにはそういった意識をしっかりと持ってもらい、高校での勉強を見据えた受験対策をしてもらいたいです。
「高校での勉強を見据えた受験対策」がどういったものかはぜひ教育相談でお尋ねください。
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